春一番の塔
春一番(はるいちばん)とは、立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強風のことをいいます。いまでは気象用語となっているこの「春一番」ですが、実は、この言葉の発祥の地は壱岐であるとされています。
その昔、この春一番という言葉は壱岐の漁師の間で使われていました。安政6年(1859年)郷ノ浦町の漁民が出漁中、突然の強風で53人が死亡し、この時から春の初めの強い南風を「春一番」とよび、恐れるようになったとされています。
それを記念して昭和62年、郷ノ浦港入口の元居公園に、船の帆をイメージした「春一番の塔」が建てられました。郷ノ浦港から徒歩3分とすぐ近くですので、船の待ち時間などに訪れてみてください。郷ノ浦港ターミナルからも一部見ることができます。また、春一番の塔の下には、 春一番海難者慰霊塔も建立されていますので、一緒に見学するといいでしょう。


